SSブログ

犬とアイコンタクトを取れるメリット [しつけに関するプチコラム]

この記事を開くとき、「犬とアイコンタクトをとる事が大事なの?」と思われたでしょうか。
それとも、「いやいや、当然のことじゃないか!」と思われたでしょうか。

アイコンタクトをとるしつけをわざわざ行っている人は、あまりいないのではないでしょうか。
というのも、コミュニケーションをしっかりとっている場合、自然と犬がアイコンタクトを取るようになっていることがほとんどだからです。

ですので、アイコンタクトを取れるメリットなんて考える機会は滅多にありません。
でも、この「アイコンタクトを取れる」ことのメリットは意外と大きいんです。

①コミュニケーション手段として利用できる
アイコンタクトを取れるメリットの中でも基本的なものです。
特に新しく犬を迎えた場合にまず必要なのが、「犬との信頼関係を築くこと」です。

まだ見知らぬ相手である犬とどのように信頼関係を築くのかというと、コミュニケーションをとることで信頼関係を築いていくことになります。

それは声をかけることであったり、一緒に遊ぶことであったり、時にはおいしいおやつやごはんをプレゼントしたり。
こういったコミュニケーションをとる方法は、私達が初対面の人と親しくなっていく方法とほとんど同じです。

そして、コミュニケーションをとる方法の一つに、アイコンタクトを取ることが挙げられます。
人と同様に、犬もアイコンタクトはコミュニケーション手段の一つになります。

②不意なトラブルや危険を回避できる

犬がしている行動を止めさせたい事って、意外とたくさんありますよね。
しかも、今すぐにでも急いで止めさせたい場合が多くあります。

例えば、公園で遊んでいたボールが道路に出てしまって、犬が追いかけて行ってしまった時。
悪さをしそうなそぶりを見せているので、未然に防ぎたい時。

こういった時に、犬の名前を呼ぶことで、犬はアイコンタクトを取ろうと立ち止まり、飼い主さんの方を見ます。
立ち止まってアイコンタクトを取ってくれた場合、続けて「おいで」の指示を出すことができたり、犬に追いつくことができるわけです。

不意な出来事で「あ!」と思った時、うまく支持が出せないですよね。
そんな時、名前を呼ぶだけでアイコンタクトをしてくれたら、スムーズに事が進むわけです。

③上下関係を自然と学ぶ

犬は、本能で「群れのリーダーに注目する(リーダーの行動に従うため、リーダーの挙動に注目する)」というものがあります。

つまり、コミュニケーション手段としてアイコンタクトを取るだけで、「飼い主さんに注目している=リーダーに注目している=リーダーは飼い主さん」、といった具合に犬が自然と上下関係を学ぶことができる、というわけです。


アイコンタクトの大きなメリットを挙げると、このようなものがあります。

「うちの子わがままで…」と悩んでいるご家庭でよくあるのが、「犬が吠えたり泣くことで、飼い主さんを犬に注目させている」んです。
つまり、犬が注目させているので、犬がリーダーになってしまっているわけです。
これを繰り返すことで、リーダーが逆転し、結果的に犬がわがままになってしまっている。
犬としてはリーダーの言うことを聞かない飼い主さんが悪いので、甘噛みや無駄吠えなどで意思表示をします。
飼い主さんは問題行動が止まないので、仕方なく犬の要求に従います。
飼い主さんが要求に従う=リーダーの言うことを聞いた、ということなので、ますます立場が強固なものになっていく、という悪循環ですね。

もちろん、アイコンタクトだけで犬の「立場の勘違い」を矯正することは難しいですが、
勘違いをさせてしまうきっかけや条件の一つになることがとても多いです。

愛犬とアイコンタクトを取るときは、愛犬の名前を呼んで愛犬に注目してもらってくださいね。


おもちゃがないと、言うこと聞かない!おやつがないと、言うこと聞かない!
しつけでおもちゃやおやつをご褒美に使いすぎると、言うことを聞いてくれなくなってしまう危険性が・・・
このしつけマニュアルでは、おもちゃやおやつに頼りすぎない、頼らないしつけのコツが紹介されています。
当サイトからご購入いただくと、アロマグッズレシピなどの特典が付いてきます!
詳しくはこちらのリンクから↓
森田誠の愛犬と豊かに暮らすためのしつけ法


nice!(0) 
共通テーマ:ペット

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。