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犬が「待て」をできるようになるしつけ [犬の基本的なしつけの方法]

「待て」をマスターしておくことは本当に大事です。
犬が興奮してしまった時に、落ち着けることができますし、
「止まって」ほしい時に大変有効です。
散歩で何かの音に驚いて不意に走り出してしまったとき、等。

予想しない不慮のトラブルが起こった時に、「待て」を覚えているのと覚えていないのでは大きく違います。
また、飼い主と犬との上下関係を示す意味でも、「待て」のトレーニングは重要です。

比較的身近で簡単な、「ご飯をあげる時」の「待て」のトレーニングをご紹介します。
これは、毎回ご飯をあげるごとに行うことをおすすめします。


1:犬に「おすわり」を指示しておく
まず、ご飯を準備したら最初に「おすわり」を指示しておきます。
「伏せ」でもOKです。犬が起き上がるまで時間がかかるので、「伏せ」の方がしつけをしやすいかもしれません。


2:ご飯(エサ)を犬の前に置く
犬の前に、ご飯を置きます。
この時、犬は手の平を見せるなどしてご飯を食べないように制御しておきましょう。
ご飯から遠くに手を下げないように。
この時犬が制御している手を無視してご飯を食べようとする場合があります。
その場合は、何度でも犬がじっとできるまでご飯を下げる→犬がおすわりする→ご飯を置くをくりかえしてください。


3:「待て!」と指示をだす
「待て!」と指示をだし、犬を制御していた手を下げます。
最初は「待て」から「よし」までの時間は限りなく短くします。(1秒程度)
「よし」という前に動いたら、即座にご飯を下げます。
この時、絶対に犬をご飯に触れさせないこと。
再度「おすわり」の指示をだし、ご飯を置きます。
何度か下げる→おすわり→ご飯を置く、を繰り返していると、
「じっとしていないとご飯が食べれない」事に気づき、じっとします。
この犬が「一瞬待った」時がチャンスです。


4:「よし」の指示を出す
犬が「一瞬待てた」時を見計らって、「よし!」と指示をだし身を引きます。
愛犬は勢いよくご飯を食べるでしょう。
これが1セットです。


5:次第に「待て」→「よし」の間隔を長くする
最初は「一瞬待った」状態で「よし」を出します。
しかし、回を追うごとに少しずつ待つ時間を長くします。
辛抱できなくて動いたら、即座にご飯を下げる。
こちらも反射神経が育ちます(笑)
次第に、長く待てるようになります。
飼い主さんに「もう、いいんじゃないでしょうか・・・?」と上目づかいで訴えてくるようになります。
ここまで来ると、「待て」をマスターできているので、
時にはいつもより短めで「よし!」を出してあげましょう。


私がしつけをしていた実習犬も、最初はご飯を下げる→ご飯を置く→速攻下げる、の戦いでした。
しばらくすると、「もう、いいじゃん、ね?ね?」とかわいくおねだりをする戦法に切り替えていました(笑)


ご飯を目の前にして「待て!」というのはなかなか心苦しいです。
でも、「待て」を習得することはとても重要なので、根気よく頑張りましょう!



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次回は成犬になってからしつけのやり直しはできるの?についてお話します。
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