ストレスケアを行う [しつけに関するプチコラム]
ストレスを感じさせない環境を整える
いくらストレスケアを行っても、ストレスの多い環境では、あまり意味を成しません。
なので、まずはストレスの少ない環境を作ってみましょう。
犬が静かに寝れる寝床や居場所を作る。
寝床は、人通りのすくない静かな場所が良いです。
また、部屋を見渡せる、風通しの良い場所だと尚良いでしょう。
留守番などで一人(一匹)にさせてしまう時の暇つぶし(おもちゃ)を用意する。
一人(一匹)にさせていなくても、十分に遊んであげる時間を作る。
犬の犬種に合わせた運動量で散歩や遊び時間を組み立ててあげる。
特に、狩猟犬や牧羊犬等、運動することが仕事であった犬種は運動が想像以上に必要です。
スキンシップの時間や量をしっかりと持ってあげる。
食事量や食事時間、感覚を見直してみる。
(仔犬や老犬だと、1日2食だと時間が空きすぎて、空腹のあまり嘔吐やえずく場合があります。その場合は、1日3回、4回など食事の回数を増やしましょう)
逆に、遊んだりスキンシップをした後の休憩時間(ゆっくりできる時間)も作ってあげる。
他にも、犬に合わせてストレスを感じそうな環境がないかどうか確認してみましょう。
刺激に対してストレスと感じさせないしつけをする
大きな音や、留守番すること、体を触られること、来客者…
こういったものにストレスを感じている場合、まずはしつけによってストレスを軽減すると良いでしょう。
犬が「こんなもの何ともない」と思えるように慣らしてあげることで、問題行動が改善される場合は多くあります。
ストレスケアをする
どんなにストレスを感じさせないようしつけで慣らして、ストレスを感じさせない環境づくりに努めても、どうしてもストレスを感じてしまうことはあります。
例えば、仕事が忙しい時期で散歩の時間があまり取れなかった。
スキンシップの時間、犬は満足していなかったみたいだけど、明日家族の用事が早く、早起きしないといけないから切り上げなければいけなかった。
そもそも、仕事があるから平日は留守番ばかり。
犬のことをどんなに想っても、どうしても捻出できない時間はあります。
こればかりは仕方のないことです。
ですので、休日や時間の取れる日に、ストレスケアを行ってあげましょう。
犬が好んでいることを「いつも」に+αしてあげるのです。
例えば、運動好きな犬ならば、散歩の時にドッグランに立ち寄って、いつもより活発な運動をする。
他の犬と遊ぶのが好きな犬ならば、ドッグランや公園など、犬が集まる場所やイベントに行ってみる。
スキンシップが好きな寂しがりの犬であれば、お家で心地よい音楽を聴きながら、アロママッサージやお手などの新しい芸を覚えたり、コミュニケーションを取っても良いかもしれません。
犬の特徴や個性に合わせて、最適なストレスケアを行ってあげましょう。
ただし、人間の時間があいているからと言って、乗り気じゃない犬を無理に誘うと、逆にストレスになってしまうので気を付けましょう。
犬にだって体調が悪かったり、気分が乗らないこともありますから。
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