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問題行動の理由は「ストレス」が多い [しつけに関するプチコラム]

犬も人と同様にストレスを感じます。

例えば留守番の時間、遊び道具がなくて暇でストレスを感じる。
一人ぼっちが寂しいタイプの犬だと、留守番の時間、一人で寂しくてストレスを感じる。
遊び好きの犬だと、遊び足りなくてストレスを感じる。
警戒心の強い犬だと、寝ていても人が通ったり音がするたびに起きて警戒するためストレスがたまる。
きれい好きの犬だと、自分のトイレや寝床が汚れていると、ストレスを感じる。
ご飯の量が足りておらず、おなかが減ってストレスを感じる。

他にもいろいろストレスがたまる状況はあります。
また、これらのストレスが、問題行動につながっていきます。
上記の例から問題行動につながる例を挙げてみましょう。

留守番の時間、遊び道具がなくて暇でストレスを感じる


 →身近にあったティッシュや雑誌、ぬいぐるみなどをかじったり引っかいたりしてストレス発散、遊ぶ。
 →留守番中に犬に部屋を荒らされる。家具を壊される。

独りぼっちが寂しく、留守番の時間ストレスを感じる


 →留守番に耐え切れず飼い主さんを呼ぶために何度も鳴く、吠える。
  寂しさ(ストレス)を紛らわせるために毛づくろいを執拗に行う。
  壁を引っかいたり、飼い主さんの匂いがする服や毛布を噛んだり、引っかいたりする。
 →留守番中の無駄吠え。衣服を噛んで誤嚥。脱毛症、皮膚炎。

遊び足りなくてストレスを感じる


 →暇なので吠えてみる。庭に穴を掘ってみる。小屋や家具を齧ってみる。
  暇な気持ち(ストレス)を紛らわせるために毛づくろいを行う(ずっと)。
  暇なので通りすがりの人や犬に吠えてみる。
 →無駄吠え。小屋や家具を壊される。脱毛症、皮膚炎。来訪者に吠える、飛びかかる、興奮しすぎる。

寝ていても人が通ったり音がするたびに起きる、ストレスを感じる


 →人が通ったり音がするたびに吠える、攻撃性が増す。
  自分の寝床や食器など、テリトリーに執着心を持つ。
 →無駄吠え、人を咬む、犬の持ち物を触れない(攻撃される)。

自分の寝床やトイレが汚れていてストレスを感じる


 →トイレを別の場所でしようとする。トイレ後汚れを取り去ろうとする。
  別の場所で寝ようとする。
 →トイレを失敗する。食糞。人のソファやベッドを独占する。

おなかが減ってストレスを感じる


 →空腹感を紛らわせるために手近なものを齧る、飲み込んでしまう。
  人の食事や落ちている食べ物に魅力を感じる、食べようとする。
 →誤嚥、家具等を壊される。人の食事を盗る。散歩中に変なものを食べてしまう。

各ストレスでよく起こりがちな問題行動を挙げてみました。
ストレスは上記以外にも多くありますし、ストレスによって引き起こされる問題行動も上記以外に多くあります。

また、困っている問題行動の多くが、ストレスが原因の一つとなっています。
問題行動を引き起こしているストレスを究明して、改善することで問題行動が改善されることが多くあります。

ストレスを感じさせない環境づくりと共に、ストレスケアをすることがとても重要なしつけのひとつであることがお分かりいただけたでしょうか。

次回は、ストレスを感じさせない環境づくりや、ストレスケアについてご紹介します。


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