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権威性症候群(アルファ・シンドローム) [困った行動]

犬がおもちゃを持っている時に飼い主が受け取ろうとしたら唸り、噛む。 犬に不用意に触れたら、犬の機嫌次第で唸られる、噛まれる。 犬が良しというまで食器やおもちゃを下げられない。 犬が廊下で寝ていたら、通り過ぎるときに噛まれるときがある。 犬がベッドで寝ているので、移動させようと抱っこしたら唸られる、噛まれる。 散歩やご飯は、犬が吠えて合図をするので合図があったら散歩に行く、ご飯を出す。

もし、この様な行動や上記と似たような行動が見られるなら、権威性症候群(アルファ・シンドローム)になっているかもしれません。

平たく言うと、犬がリーダーになっている状態です。

犬の方が上位になっているので、飼い主がおもちゃを受け取ろうとしたら怒ります。

「リーダーの所有物に手を出すな!」というわけです。

その他の事例も、「リーダーに勝手に触るな!」「リーダーが寝ている邪魔をするな!」「リーダーより上位の場所で寝るな!どかそうとするな!」といったところでしょうか。

また、犬が主導権を握っている状態でもあります。

ですので、「犬が吠えて合図を出す」→「散歩に行く、ご飯を出す」というのは、犬に「自分がリーダーである」と勘違いさせる悪循環の元となります。


原因としては、

・犬を甘やかしてしまっている(犬が要求する事にその場で応えている) ・家族間でのしつけに対する意思統一ができていない ・犬のリーダーになるためのしつけをできていない

等が挙げられます。

犬を甘やかしてしまっている、も犬のリーダになるためのしつけができていない、に入るかもしれません。

詳しくは以前の記事をご覧いただければと思いますが、

犬が主導権を握ってはいけません。人が主導権を握らないといけないのです。

犬がご飯を食べるときは人が許可してから。散歩も人の裁量で始め、終わる。

ドアや道路は人が先に歩く。などなどです。

細かいところも「人が先」「人の許可を得る」といった形が重要です。

また、これらのことは、家族間で意思統一できていないと良くありません。

誰かが「可哀そうだから」と甘やかしてしまうと、その人に対して権威性症候群が現れる場合があります。

そうなると、他の家族がいくらしつけをしても、その人に対する唸る・噛むの行動は止みません。

甘やかした本人が、犬より上位の立場を取り返さないといけません。

そうなる前に、意思統一してしつけに臨むことが最善でしょう。


最後に、食事や散歩の時間を決まった時間にしておくと、「要求吠え」から「権威性症候群」が起きる事があります。

犬が食事や散歩の時間が近づくと、早くご飯が欲しい、散歩に行きたいために要求吠えをします。

これに対して、「ご近所迷惑だから」とご飯をあげてしまう、散歩に行ってしまうと、「犬が主導権を持っている」状態になってしまいます。

これがエスカレートしてどんどん早い時間に吠えるようになり、ご近所迷惑だからと要求をのみ・・・

悪循環になるのが分かりますよね。

この場合は、食事や散歩の時間を少しランダムにしておくのが良いと思います。

食事の時間をランダムにするのが難しい場合は、散歩だけでも良いでしょう。

犬に主導権を握らせないことが重要なのです。


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