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犬のしつけはかわいそう? [しつけに関するプチコラム]

時々、犬にしつけなんてかわいそう・・ と言われる方もいます。

しつけを行うことは「自然ではない」、自由に生きさせることが良い、などという意見も時々聞きます。

果たして、それが正しいのかというと、そうではありません。


まず最初に、「しつけ」と「虐待」は違います。

「しつけ」と聞くと「叩いていうことを聞かせる」「恐怖によって行動を制限する」というイメージを抱いている人が多いかと思います。

ですが、これは大きな間違いです。

「しつけ」とは、人間社会の規律・ルールなど、慣習に合った立ち振る舞いができるように教え、訓練することです。

訓練の方法の中に、「叱る」や「褒める」という「行動」があります。

そして、叩く罰や恐怖を教え込まなくても、しつけをすることは十分に可能です。


また、この「しつけ」は犬の社会でも行われています。

犬の群れでは、リーダーが仲間に対して群れのルールを教え、しつけを行っています。

つまり、「しつけ」をすることが自然ではないというのは、間違いなのです。

むしろ、犬は群れを形成して生活する動物です。

リーダーが存在し、ルール・規律を教え導いて行くことが自然ですので、「導かれない」ことに不安を抱きます。


最後に、「自然に生きさせるのが良い」という考えが一番危険です。
この考えは、犬に「リーダー」となることを委ねている状態です。

これにより、犬が「アルファ・シンドローム(権威性症候群)」になり、吠える・人に危害を加える、等の問題行動が発生してしまいます。

人の手に負えなくなった犬は、最悪のケースだと保健所で殺処分を検討しなくてはなりません。


犬を人間社会に招き入れるのであれば、犬が人間社会での規律・ルールに合った立ち振る舞いができるように育てる必要があります。

規律やルールを教えずに育てた挙句、我々のルールに合った行動をとらないからと言って人間社会から追い出すのは無責任だと言えるでしょう。
犬が安全に幸せに暮らせるように、きっちりとしつけをしましょう!
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